広島県民で知らない人はいない「とうかさん大祭」

広島のお祭り、といってまず思いつくのは6月に行われる「とうかさん」です。
「とうかさん行く?」があいさつ代わりになるほど、広島の人々が楽しみにしている代表的なお祭りです。
近年は観光客の方も増え、一層盛り上がりを見せています。

ひろ爺ちゃん

とうかさんゆうたら大昔から続く大けな大けな祭りじゃけぇね。
地元商店街も協力してから街全体、祭り一色になるわいねぇ。

みんなに愛される「とうかさん大祭」。
その歴史と見どころを知っていただきたいのです!!

とうかさん大祭とは?

「とうかさん大祭」は、広島市中区三川町にある圓隆寺(えんりゅうじ)の稲荷信仰の祭りです。
江戸時代初期から続く伝統行事で、正式名称は「圓隆寺稲荷大祭」。
商売繁盛・家内安全・開運招福を願って多くの参拝者が訪れます。

まつりだこ

「とうかさん」の「とうか」は、「稲荷(いなり)」を音読みした「とうか」から来とるんだって!

圓隆寺は元和5年(1619年)に浅野家の藩主、浅野長晟が建立したと伝えられています。
「とうかさん大祭」は、翌年の元和6年(1620年)頃に始まったとされており、おおよそ400年近い歴史を持つ伝統的なお祭りなんです。

街が浴衣一色になる「浴衣まつり」

さて、歴史や由来などを説明してきましたが、現代のとうかさんの楽しみはやっぱりその雰囲気にあると思います。

広島県民にとってとうかさんの日は「浴衣を着る日」。
浴衣で出勤する、なんて会社もあるのだとか。

最近では浴衣の着こなし方も個性にあふれていて、まるでファッションイベントを見ているような気持にもなれます。

歩行者天国に並ぶ屋台屋台屋台!!

「とうかさんに行く」目的の多くは何といってもこれではないでしょうか。
広島中心部の片道三車線の中央通りは、とうかさんの日の夜には車両が通行止めとなり、歩行者天国になります。


そのわきにはずらーっと屋台が立ち並び、昔ながらのたこ焼きから最近人気の韓国グルメ、広島名物のお好み焼きや広島レモンサワー、また、普段は店舗として営業している飲食店も店前で看板メニューを持ち帰り用で販売したり、もうとにかくおいしいものばかリが並ぶ、まさに「天国」なのです。

ひろ爺ちゃん

そうじゃのう。孫もお参りが終わった思うたら「なに食べる?」ゆうて聞いてきよったわい。
若いもんは神様より団子じゃわいの。

まつりだこ

そりゃあ、うまいもん作って待っとるけえね!

アクセス、開催時期

とうかさんは毎年6月の第一週目の金曜日から日曜日まで開催されます!
2025年は6月6日(金)〜6月8日(日)まで開催され、毎日大賑わいでした。
公式インスタグラムから2025年の様子も見ることができますよ。

https://toukasan.jp/otera-guide
とうかさん公式Webサイト

最寄駅は広島電鉄「八丁堀」または「胡町」電停。
コインパーキングは多数ありますが、とうかさんの日は満車注意です!人通りも混雑するので近隣までの乗り入れは注意が必要です。

まとめ


広島の人々にとって「とうかさん」はなくてはならないもの。
浴衣、屋台、活気、夏の始まりにふさわしい大イベントです。
ぜひ来年はあなたも、この賑わいの中に足を運んでみてください。

ひろ爺ちゃん

来年も楽しみじゃのう。
今から腹減らして備えとかんといけんの。

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