地元民が教えるえびす講2025|歩き方・屋台・混雑・歴史を全部まとめて紹介
「今年初めてえびす講に行くけど、どこをどう歩けばいい?」「駐車場はどこが空いてる?」「屋台はどこ?」という疑問がある方に向けて、
広島在住地元民、えびす講常連の視点で、2025年のえびす講を迷わず楽しむコツをまとめました。

わしに任せときんさい!
広島の冬のおまつり、商売繁盛を願う「えびす講(胡子大祭)」。
胡子神社周辺の商店街には屋台・パフォーマンス・神楽・太鼓演舞が並ぶ、広島三大祭りのひとつです。
例年11月18日〜20日の3日間に行われます。
多くのお祭りやイベントが週末に開催されるのに対して、えびす講は毎年平日でもこの3日間に行われるのが特徴的。
「あ~今年は全部平日かぁ」
「今年は最終日が土曜日じゃ!」
と毎年地元民たちは一喜一憂します。
今年は残念ながらオール平日開催となりそうですね。

週末開催年より、少しすいとることが期待できるゆうメリットもあるけぇね!
平日開催も悪いもんじゃないんよ。
この記事では、今年初めて行く人でも迷わないように、日程・アクセス・屋台・イベント・歴史・見どころを総まとめ にしました。
2025年の開催日・時間
開催日:2025/11/18(火)~2025/11/20(木)
開催時間:10:00~22:00前後
※中央通り歩行者天国:19日19:15~22:00
イベント:19:35~21:15
歩行者天国やイベントが行われる夜の時間帯が最も賑わいます。
会場アクセス
最寄り電停
胡町駅・・・徒歩すぐ
銀山町駅・・・徒歩約3分
広島と言えば市内を走る「市電」と呼ばれる路面電車。えびす講の会場へもやっぱり市電は便利です。
少し離れた電停で降りて、お祭りムードの街を散歩しながらえびす神社へ歩いて向かうのもおすすめ!
駐車場 ※近隣はほぼ満車。「遠めに停める」が正解。
広島市内のお祭りやイベント時は近隣駐車場は大変混雑します。
歩行者天国もあるため、お祭りエリア近くまで車で来るのはおすすめできません。

電車と同じで、少し離れたところからお祭りを楽しみながら神社へ向かうとええよね!
少し離れていて停めやすい大型駐車場(おすすめ)
エキシティヒロシマ駐車場(EKICITY HIROSHIMA)
200円/30分(最大料金:3,000円/入庫後24時間)
収容台数:500台
〒732-0822 広島県広島市南区松原町3−1
エキシティ・ヒロシマ
広島市営駐車場(基町)
210円/30分(最大料金:1,800円 )
収容台数:476台
〒730-0011 広島県広島市中区基町2
広島市営中央駐車場 | 駐車場一覧 | 広島市市営駐車場
えびす講2025の見どころ
胡子大祭に合わせて開催されるイベント「えべっさん」では、様々なステージが披露されます。
「笑う・ひろしま・えびす顔」をキーワードに、広島を元気にするイベントとして地元民からも愛されています。
中央通エリア|神楽・太鼓演舞の迫力ステージ
歩行者天国となる中央通りでは広島の伝統的なステージが開催されます。
例年、歩行者天国は19時15分~22時。イベントは21時15分まで行われています。
伝統芸能「神楽奉納」
広島の山王神楽団などが出演し、
胡子神社の広場で迫力ある舞が披露されます。
広島、島根の神楽は全国的に有名ですよね!お祭りやイベントで見れることも多い神楽ですが、えびす講でも迫力の神楽を見ることができます。
例年山王神楽団による神楽が披露されます。
2024年は「恵比寿舞」「八岐大蛇(やまたのおろち)」などの演目がありました。

まだ広島の神楽を見たことがないゆう人は、まあ一回見てみんさい。
鬼が出てきてちょっと怖いがの。子供にも大人気なんよ。
太鼓演舞
石工太鼓など、広島の複数の太鼓チームが出演。
腹の底に響く音と迫力は、現地でしか味わえない魅力です。
広島では太鼓クラブというクラブ活動がある小学校もあり、小さいころから地域に太鼓が根付いています。
夕方になるとどこからともなく、太鼓の練習の音が聞こえてくる地域もあり、えびす講の太鼓演舞は地元民も楽しみにしています。
アリスガーデン|若者中心のパフォーマンスが集結
アリスガーデンは日頃から若い世代に人気のスポット。
ダンスやアーティストのイベントなども行われるこの人気の広場では、えびす講でもイベントが行われます。
チャーリーダンススタジオの華麗なショーケースやダンスバトルなど見ごたえがありますよ!
古くから伝わるお祭りと新世代のパフォーマンス。
普段では味わえないお祭りならではのコラボ空間に、つい足を止めてします。
屋台・露店がずらり!
多くの屋台や露店並ぶ、いわゆる「お祭り」の雰囲気もえびす講最大の見どころです。
先ほど紹介したステージが行われる中央通り、アリスガーデンはもちろん、お祭り開催エリア一帯に屋台が立ち並びます。
商店街のお店や、定番のたこ焼き、イカ焼き。いちご飴、ポテトなどお子様に人気の屋台もたくさんあります。
最近は本格的な唐揚げや、外国人が出店する本場料理の屋台など、バラエティも豊か!
広島名物の牡蠣を殻ごと炭火で焼く「焼き牡蠣」にも出会えるかも。
事前に屋台のマップなどは配布されませんが、行ってみたら食べるもの何にもなかった・・てことは絶対にありません!笑

腹空かせて来んさいやー!
うまいもんばっかりあるけぇね!
18時から20時ころの夜の時間帯は屋台も大変混みあいます。
並んで食べるもよし、少し時間をずらすもよし。
お祭りの醍醐味を十分に楽しんでみてください。
また、神社付近の商店街では「誓文払い」と呼ばれる大売出しが行われます。
屋台とあわせて、セール品のチェックもお忘れなく!
ワンポイントアドバイス
屋台、露店では最近はQR決済など使えるお店も増えていますが、現金(小銭)があると安心です!
えびす講とは? “講”の意味とお祭りの由来
えびす講の由来
えびす講は日本各地で古くから執り行われてきた行事で、広島だけで行われているものではありません。
えびす講が行われる旧暦10月は神無月と呼ばれ、神無月には日本全国の神様が出雲大社で話し合いをすると昔から言われています。
出雲に行って話し合いをしている神様がいる一方で、地元に残り土地や人々を守ってくれるお留守番の神様もいて、えびす様もそのひとりといわれています。
えびす講は、留守を守ってくれるえびす様に感謝する、という意味から始まったともいわれているそうです。
広島のえびす講の特徴
えびす神社は商売繁盛の守り神として親しまれ、えびす講は地元商店外の商売繁盛を願うお祭りとして古くから行われていました。
神社付近では縁起物の「こまざらえ(竹のくま手)」が売られ、多くの人が列をなして買い求めます。
こまざらえとは、幸をかき集める熊手として、大判・小判、宝船などが飾り付けられた広島独自の熊手です。
神社で祈祷を受けた「こま札」を付けてもらうことで、よりご利益があるとされています。

熊手の先端には七福神になぞらえた七宝がついとっての、見た目も豪華でかわいいのよ。
なんちゅうんかの、「映え」ゆうんかの?
映える縁起ものじゃわい。
「講」ってなに?
「講」とは同じ願いを持つ人が集まって、神様・仏様をお祀りするグループのことです。
信仰と生活がセットだった昔の日本では、同じ地域・同じ職種・同じ信仰心を持つ人たちが集まって「講(こう)」という集まり(組織)を作っていました。
「安全」「豊作」「商売繁盛」「疫病よけ」などを神様にお願いするための コミュニティだったのです。
えびす講は、
- 商売をする人たち
- 地域の住民
が商売繁盛を願ってえびす様をお祀りする、「同じ願いを持つ人のサークル」ということになります。
寺社の行事では「〇〇講」という名前がよく見かけられますが、それは「神様を一緒にお祀りする集まり」という意味合いなんですね。

ほいじゃ、わしらも「講」の仲間ゆうことじゃね!
みんなでえびすさんに感謝して、楽しむ「講」!ええねー!
まとめ
2025年のえびす講は、いつも通り11月18〜20日の3日間。
初日から夜にかけて一番盛り上がり、神楽や太鼓の迫力は必見です。
混雑を避けたい方は、基町や市役所周辺など“少し離れた駐車場”が安心。
今年も広島の商店街を元気にしてくれる3日間を楽しんでくださいね。
公式情報も是非チェックしてみてくださいね!
広島市中央部商店街振興組合連合会・中振連:http://chushinren.jp/event/ebisu.html
ひろしま公式観光サイト:https://dive-hiroshima.com/
※今年の公式情報が更新され次第、この記事も随時更新します。
